安易に高利貸しに手を出すのはひじょうに危険!
カードローンや消費者金融など、手軽にお金を借りられる仕組みが沢山ありますよね。突然の出費や予定外の出費の際にはとても頼もしい存在です。
ただし、安易にお金を借りるのはとても危険です。いくら大手で優良企業であっても、業務形態は高利貸しです。簡単に貸してあげる代わりに、利息を沢山プラスして返しなさいよ、というスタンスでお金を渡してくれるのです。月々の支払金額が少なく感じたとしても、総額で考えるとかなりの利息を付けて返すことになるでしょう。
高利貸しの落とし穴は利息だけではありません。消費者金融業者は、貸したお金がなかなか回収できないとなると、返済してもらう権利を別の業者に売り渡すことができます。これを債権譲渡と言います。債権譲渡された会社はなんとかして借金を回収することで利益を得るので、執拗に取り立てを行います。その回収会社が良識のある業者であればまだ救われますが、ヤクザまがいの悪徳業者も多くあります。もし悪徳業者にその権利が渡ってしまったら、ヤクザのような取り立て屋から逃げ惑う人生になってしまいます。取り立て屋は本人だけではなく、家族や親族まで追い詰めるので、本当にすべてを失うことにもなりかねません。
少しの金額だし、すぐ返せるからいいか、と、安易に高利貸しに頼らずに、まずは自分の収入や生活費などの基本支出を概算し、資産からやりくりできないか確認してみましょう。借金して手に入れた一瞬の天国は、地獄へつながる入口かもしれないのです。