基本生活費を払えないならサラ金よりまずは公的機関に相談しよう
少しずつ景気が盛り上がってきている昨今ですが、まだまだ私たちの生活に潤いが行き渡るほどではありませんよね。社会保障費や生活保護などの問題もなかなか解決の糸口が見つからない状況です。
そんな中、苦しい生活を強いられている方たちが沢山います。働きたくても仕事がない、介護や病気で働けない、でも生活保護をもらえるほどではない、など、本当に困っている人に社会の手が届いていないことも多々あります。収入を得られないのに、現代社会の中で生活するには必ず支出が伴います。住居費、光熱費、食費、治療費などは削ることができない支出項目です。
その削ることができない基本生活費を払えなくなってしまったら、お金をどこかから調達してこなきゃと焦燥感に追われてしまうでしょう。しかし、そんな時に手っ取り早いサラ金に手を出すのは禁物です。簡単な審査ですぐにお金が手元にもらえますが、その場しのぎにすぎません。収入が入る、あるいは増える予定がないのであれば、高い利子を含めた毎月の返済は、生活をさらに困窮させます。そうなると、また別のところから借金をして穴埋めしようとし、多重債務の状態に陥ってしまいます。基本生活費は生きていく上で最低限必要な金額で、定期的に支払わなければなりません。それを借金で補ってしまうと、その次の支払の時にもまた借金をしなければならなくなり、どんどんかさんでしまうのです。
精神的にも肉体的にも追い詰められてしまうかと思いますが、焦って目先のことにとらわれず、冷静に先のことを考えることが大切です。サラ金利用は、一度は救われても、今後重なる支出に対応できるわけではありません。困った時は、借金を考える前に公的機関に相談することをお勧めします。役所の対応が冷たい場合もあるかもしれませんが、根気よく窮状を訴えれば様々な手当の説明を受けることができるかと思います。条件に該当すれば少しでも公的援助を得られるわけですから、まずは相談してみてください。