車が欲しい!でも高利貸でローンを組んで本当に大丈夫?
若い人の「車離れ」が話題となっている日本ですが、それでもやはり、オシャレな高級車や機動力のあるワゴン、実用性の高いセダンや小回りの利く軽自動車など、車の魅力は尽きません。私たちの生活行動力を上げてくれる車は、必需品であると同時に、自己表現のアイテムでもありますよね。
車は、手に入れると行動範囲が広がり、生活に潤いをもたらす魔法の乗り物だとは思いますが、と同時に、一括で買えるほどのキャッシュがない限り、月々の出費を確実に上げていくものでもあります。住宅は人生で一番大きな買い物だと言われていますが、車も所有するかしないによって人生のマネープランがかなり変わるほど、大きな買い物です。
それほど人生の中でも大きな支出項目である車ですが、住宅ローンの際よりも手軽感があるのか、高利貸しで借金をして購入する人も多いのが実情です。住宅を買う際には長期にわたるせいもあってか、あまり高利貸に手を出す人はいません。ところが、車の場合には金額も住宅より小さい上、返済期間が短いのでつい頼ってしまう人がいるようです。
そもそも高利貸とは、審査が緩く借りやすいのが利点ではありますが、高い利子が付与される金銭取引です。簡単に貸してあげる代わりに沢山返しなさいよ、という金貸し形態なのです。手軽に自分の手元にお金が入りますが、利用の際には十分に考慮することが大切です。
車を所有すると、車の購入費用はもちろんですが、保険代、駐車場代、ガソリン代、車検代、税金、などの支払いも加わります。普通自動車の年間コストは約90万円、軽自動車でも約60万円、というデータもあります。それに加えて高い利息を払わなければならない、となったら結構な出費になるわけです。
年間でタクシーをたびたび利用したとしても、車を所有するよりはコストはぐっと下がると言われています。無理して高利貸でローンを組んで今の便利さを手に入れるか、しばらく公共交通機関で頑張ってお金を貯める、あるいは通常のローン審査に通る状態になるか、によって、今後の人生のマネープランが左右されます。じっくり検討することが大切なのです。