就職が決まったからと言ってサラリーマン金融ばかりに頼らないで!

就職難の問題がなかなかおさまらない切ない時代ですが、そんな中、仕事を手に入れた若者たちの姿はひとしお頼もしく輝いて見えますよね。激戦をくぐり抜けた勝者の風格すら感じます。

大変な就職活動を終えたら、学生生活も残りわずか。人生で一番心置きなく遊べる時期かもしれません。そんな時は、旅行に遊びにショッピングにと、とにかく出費がかさみますが、これから働かなきゃなのに、せっかくのこの時期をアルバイトに費やすのはもったいない!とついつい思ってしまいます。

ですが、だからと言って、サラ金に手を出すのは考えものです。就職が決まったから簡単に返せる、と気楽に捉えず、しっかりと返済プランが確実なものなのかを検討することが大切なのです。

仮に、旅行費用にあてるため30万円の借金をサラ金から借りたとします。一般的なプランで借りて、年利17.8%、返済期間を1年(12か月)とすると、月々の返済額は27,475円となります。新卒サラリーマンの初任給が20万円だったとしても色々引かれて手取り17万円。そこから住宅費や光熱費などの生活費、食費、交際費等々を差し引くと、月々約3万円の返済はかなり大きな支出となるはずです。しかも、30万円借りて、返済総額は329,700円になります。29,700円分が利息です。

新しい仕事に就くということは、沢山の人と出会うことでもあります。そんな時には交際費も増えますし、身だしなみも今まで以上に気をつけなければなりません。働き始めてからしばらくは特に予想外の出費が増えるものです。ですので、就職が決まってサラリーが毎月入るからと言って、気軽にサラリーマン金融を利用するのはお勧めできません。アルバイトをする、旅行の費用を抑えるなど、なんとかやりくりできる方法で、残りわずかな学生生活を謳歌してくださいね。

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