借金を埋めるためにサラ金を利用するのは破産への近道

多重債務、という言葉を聞いたことがありますか?最近では「多重債務にお悩みの方はご相談ください」などという広告を電車の中などで見かけますよね。多重債務とは、借金を埋めるために別の業者から借金をする、ということが重なってしまった状態のことです。こうなると複数の会社に借りたお金と利息を返さなければならなくなり、どんどん苦しい状況に陥っていきます。

消費者金融、いわゆるサラ金は、全国どこからでも便利にお金を借りることができ、審査もそう厳しくありません。これをいいことに、借金を埋めるためにサラ金利用してしまう人が後をたちませんが、そうなってしまうと破産が待っています。サラ金は便利ですが高利貸しです。すぐに貸してくれますが、沢山返さなければなりません。

借金を埋めるためにサラ金から借り、また足りないのでどこか借り、という事を繰り返すと、だんだん審査に通らなくなっていきます。そうなると、より貸してくれる基準が低い業者に手を出していくことになります。貸してくれる基準が低いということは、利息が高いということだと思って間違いありません。お金の貸し借りは信用契約ですから、信用度の低い人からは利子を沢山いただきますよ、という仕組みになっているのです。

このようにどんどん穴埋めのための借金が増えていくと、利息分も増えていきます。つまり結果的に支払う総額が増えてしまうということです。複数の会社から借りると利息分が増えてしまうケースが多いので、借金を一本化する「おまとめ」という方法も一つの手段ですが、手続きなど難しい場合もありますので、多重債務者の相談窓口に行ってみるのが一番よいかもしれません。最初に書いた通り、最近では電車でよく広告を見かけますので、全国各地で相談業務が行われています。

借金を埋めるためのサラ金利用は破産への近道。借金を繰り返すことで契約する業者の質もどんどん悪くなり、最悪の場合にはヤミ金に手を出すことにもなってしまいます。するとヤクザのような取り立て屋に追いかけられ逃げ惑う人生を送ることになるかもしれません。そうならないためにも、早い段階で借金返済のプランを専門家に相談することが重要です。

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